人と犬が共生するためのルールとマナーを知る

その昔、野生の狼は群れを作り狼のルールに沿って暮らしていました。

その後人間と共生するようになり、現在の犬へと変化してきたといわれています。

人間と狼(犬)が共生することは、お互いにメリットがありました。

犬たちは、野生でいる頃より食べ物に困ることはなくなったり、いつ外敵が襲ってくるかわからない環境から、身を守ることができるようになりました。

人間も、自分たちだけではできないこと、例えば猟でうさぎなどの小動物を捕獲するときには、犬たちの手を借りたほうが間違いなく獲物をとることができる、放牧してある羊たちを、外敵から守ってくれるなどの人間にとっての使役パートナーとして頑張ってくれたに違いありません。

人間たちは犬とともに暮らすために、犬種を用途別に改良してきました。

JKC(ジャパンケネルクラブ)の登録では

【牧羊犬・・・家畜の群れを誘導、保護する】

コーギー、ボーダーコリー、シェットランドシープドッグが有名ですが、オーストラリアンシェパードや、ジャーマンシェパードなども牧羊犬や牧畜犬の仲間です。

【使役犬・・・番犬、警護、作業ををする】

グレートデン、ドーベルマン、シュナウザー、バーニーズマウンテンドッグ、ボクサー、マスティフ、ロトワイラーなど。

【テリア・・・穴の中に住むキツネなど小型獣用の猟犬】

アイリッシュテリア、アメリカンスタッフォードシャーテリア、ジャックラッセルテリア、ヨークシャーテリアなど。

【ダックスフンド・・・地面の穴に住む、アナグマやうさぎ用の猟犬】

ダックスフンド

【臭覚ハウンド・・・大きな吠声と優れた嗅覚で獲物を追う獣猟犬】

ダルメシアン、ビーグル、ローデシアンリッジバックなど

【愛玩犬(コンパニオンドッグ&トイドッグ)・・・家庭犬、伴侶や愛玩目的の犬】

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、シーズー、チワワ、パグ、パピヨン、プードル、フレンチブルドッグ、ボストンテリア、マルチーズなど

代表的でよく知られている犬種の分類をあげてみましたが、ざっとこんな感じです。

猟犬やガードドッグなど人間と共に作業や仕事をしてきた犬たちは、人間と交わしたルールを守って生きてきました。

そうでないと仕事ができないからです。

仕事以外の場所では、人間たちと共生するために、それぞれのマナーも同時に身に着けてきました。

そして、そのルールとマナーは母から子へと引き継がれ、人間が教えていけばルールもマナーも守れる子が多いです。

それは彼らが生きていくために必要不可欠なことだったからです。

日本という国に住む私たち日本人の間では残念ながら犬たちが人間と共生するためのルールやマナーを知らない人たちがたくさんいます。

それどころか、先にあげたそれぞれの犬種の生い立ちや役目すら知らない人もたくさんいます。

人と犬との共生という面では、歴史が浅いこと、牧羊犬やガードドッグ、狩猟犬などの使役犬は、日本ではあまりなじみがなかったことも理由の一つだと思われます。

今犬が起こす問題、咬傷問題、飼育放棄などが多く取り上げられています。

私が見たり聞いたりしていて思うのは、犬が起こしているのではなく、人間が犬に問題を起こさせていると。

犬たちは、先祖代々引き継がれてきた役割を果たそうと、遺伝子の中に組み込まれたルールに基づいて暮らしているだけなのに、それを知らない人間が、

「こんなに吠えて!」

「まったくいうことすらきかない」

「ちょっとおどかしたら咬んだ」

と騒ぎ立てる。

犬たちにはそうなってしまった理由がちゃんとあります。

特別な場合を除いて、理由を見つけて解決してあげれば問題はなくなります。

飼い主さん側にその気があれば。ですが。

一度縁あって、家族になった小さな命。

最期の時を幸せだったと迎えられるようにしてあげませんか?

犬たちにとって、心のよりどころは飼い主さんだけなのですから。

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Magical Dog

2018年4月〜2019年3月までの1年間で殺処分された犬の数は7,687頭(公表されている分のみ)になります。多くの保護団体さんが保健所から引き出し、里親さんを探していますが、持ち込みされる前の環境もわからず、里親さんになった飼い主さんも、保護犬の扱い方に困っておられる方がとても多いのが現状。私たちMagical Dogでは、飼い主さんに3つの解決策をご提案しております。