快と不快(苦痛)

しつけとは、いろいろな方法があります。


私はコニーと暮らすまでは、しつけとは厳しく教え込むという

母から教えてもらった?方法しか知りませんでした。


前に飼っていたビーグルは、3ヶ月くらいのパピーの時にうちに来ました。

当時は外飼いするつもりでしたが、まだパピーということで始めは家の中で

暮らしていましたが、とにかくあっちこっちでおしっこもうんちもしてしまう。

母曰く

「おしっこしたところに鼻をこすりつけて、お尻をペンペンしたら、やってはいかんとわかるからそうしな。」

と言われ、言われるがままにそうしてきました。




コニーがうちに来た時、1歳を過ぎていましたが、それでも部屋の中であちこちにおしっこもうんちもしてしまって悩みました。。

預けられていた訓練所の訓練士さんに聞いたら、

「知らん顔して片付けてください。」

と言われただけ。

私の頭の中は???でいっぱいでした。

叱らなきゃいけないということがわからないんじゃないの?と。

今回リリーを迎え、膀胱炎の気もあったせいか、とにかくおしっこが近い。

さっきしたばっかりなのに、またすぐにあっちでおしっこ、こっちでおしっこ。

片付けている矢先にそこではうんち。

もうとにかく仕事から帰ってきてもトイレシーツと雑巾、消臭剤を持って家のなかをかけずり回り・・・。



まるで、トイレトレーニングを始めた人間の子供と同じように、

「おしっこは?うんちは?」

を一日何回口に出したことか・・・・(笑)

一向にトイレシーツでできないリリーを見ながら、ふと考えました。

犬に与えるコマンドを刺激といいかえるとするなら、おしっこをしたことで褒められるという、快い刺激が伝わっていなかったのではないか?ということに、考えた結果たどりつきました。

トイレシーツでした時に、ほっとしたのが先に立って、ほめてあげてなかったと。

トイレシーツでしても無反応、絨毯の上でしたら叱られる。

じゃぁ一体どこですれば???


というのがリリーの本音だったのでは?


面白い事に、私が洗面所へで何かしていたとき、コニーがそぉっと近寄ってきて

私の顔をじっと見ている。

「どしたの?」といってもしっぽもふらず、とにかく見ている。

で、ちらっちらっと動くコニーの視線の先を見てみると・・・・うんち(笑)

私がリリーのおしっこやウンチをせっせと片付けている姿を見ていて

「またあの子しちゃったよ・・・」と知らせに来てくれたようでした。


私の勝手な解釈からすると、またリリーが叱られるのでは?と

心配をしていたようすもうかがえました。


その後、リリーの目が覚めたらなにはともあれトイレシーツの上に座らせる。

上手におしっこができたら、体中をなでまわして褒めてあげる。

失敗しても知らん顔して片付けるだけ。


その繰り返しをしたら、1週間もたたない間に、おしっこしたくなったらトイレシーツの上に自分で行くようになりました。




人間は、自分の体の外からの刺激で一喜一憂します。

人間関係がうまくいかない。

と悩む人は、周りの誰かがこういった。というたった一言でさえ、傷ついたと感じます。

そして自分が相手からの刺激に対してどう感じたかを、誰かに聞いてもらうことができます。


犬たちは犬たちで人間が思うより賢くて感情豊かで、人間が思うよりもっと繊細に

自分がした行動に対しての人間の反応、そしてその後自分たちが人間から受ける刺激の種類で、人間と暮らす上での「したほうがいこと、しないほうがいいこと」を学びます。

ところが、犬を含め動物たちは、受けた刺激で自分がどう感じたかは説明ができません。

人間達は、動物たちを関わって行く中で、動物の行動を分析し、そこから犬たちの心理をくみ取れるように努力してきました。


人間達と犬や猫などの動物たちとの関わり方が、飼うから暮らすになってきて

もっともっと動物たちの心理をくみ取る努力もしてきました。



叱って教える


から


褒めて教える


これは刺激の種類で言うならば


心地よい刺激



心地よくない、つまりいやな刺激


とが2つあるならば


心地よい刺激

をメインにして、いやな刺激は極力さけようという考え方に変わりました。


不快な刺激を受け続けると、人間でもふてくされたり

心を閉ざしてしまったりすることがあるように

犬だからとか猫だからとか関係なく、動物も無気力になったり

ひどい場合はメンタルからくる病気になってしまったりすることもあります。

うつ病になる子もいると聞きます。

人間ならば、転職するとか、引っ越すとか自分で環境を変えて

なんとかすることもできますが、動物たちはできません。

この家族とここで暮らすと連れて来られたら

そこで暮らすしか方法がありません。


もしその環境で、いやな刺激ばかり受けていたらどうなるでしょう。。。

私たち飼い主は決心と覚悟がとても重要だと

今まで言ってきましたが、動物たちが暮らしやすい環境を

作り上げる、管理することも重要な事の一つに組み込んでほしいと思います。


与えられた刺激で動物たちが嫌悪や苦痛を感じ、それで人間が問題とする行動を

ストップさせたとしても、何の解決にもならない。

なぜなら、その嫌悪や苦痛を感じさせられた人間に対して、逃亡、闘争、無気力という

最悪の結果を招くだけだから。


トレーニングの方法は人それぞれ、犬にも個体差があるので合う合わないはあるでしょう。

けれど、どんな飼い主さんであれ、特別な問題行動ではなく、引っ張りが強い、無駄吠え、飛びつきなどの問題行動なら、心地よい刺激でのトレーニングで十分です。

人も動物も幸せに楽しく永く暮らせますように❤


(特別な問題行動に苦痛の刺激を与えたほうがいいということではありません)









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Magical Dog

2018年4月〜2019年3月までの1年間で殺処分された犬の数は7,687頭(公表されている分のみ)になります。多くの保護団体さんが保健所から引き出し、里親さんを探していますが、持ち込みされる前の環境もわからず、里親さんになった飼い主さんも、保護犬の扱い方に困っておられる方がとても多いのが現状。私たちMagical Dogでは、飼い主さんに3つの解決策をご提案しております。