いってらっしゃい。待ってるよ。


母さん仕事に行ってくるね。

買い物に行ってくるね。

出かけてくるね。

私がそういって

ビスケットを手に持てば

コニーはクレートに入る。

そして

手に持ったビスケットを

私の掌から

うれしそうに食べると

クレートの奥に座る。

クレートの扉がかちっと閉まると

じっと私の目を見つめる。

私が帰ってくると

クレートの中から

クゥ~ン、クゥ~ンと小さな声が聞こえる。

待ってたよ、おかえり。

と。

普段は暴れん坊のはずなのに

クレートの中では暴れもせずに

ただひたすら

クゥ~ン、クウ~ンと鳴く。

私が仕事に出かけている間

どんな気持ちで

何を考えながら

クレートの中で過ごしているのだろうか。

長い一日の間

外で物音がしたら吠えてみたり

まだかなぁ・・・と首を長くしてみたり

しているのだろうか。

クレートの扉を開けると

今日も一日おりこうしてたよ。

待ってたよ。

おかえり。

と、お気に入りのタオルをくわえて

私の周りをぐるぐる回り続ける。

私が歩けばついてきて

片時もそばから離れない。

そんなコニーが

愛おしくてたまらない。

可愛くてたまらない。

飛びつきたくてもがまんして

ひたすら私の周りをぐるぐる回る

コニーを待たせている事に

罪悪感さえ感じるときもある・・・・。


こんな風に待っててくれるとしたら

急いで帰りたくありませんか?

時が流れて

彼らが年老いて動くこともままならなくなっても

気持ちだけはそのままで

待っててくれるとしたら

愛おしくないですか?

心を揺さぶられませんか?

数年前までは動けたけれど

もう年老いて動けなくなったからと

つないでいた鎖を放しますか?

迷い犬として処分されてしまうことがわかっていたとしても

見てみないふりしますか?

飼い主を長い間これほどひたむきに見つめてくれていた子たちが

年老いたから、動けないから

病気になったからと

とっとと処分してもらおうという気持ちになるということが

罪深いとは思いませんか?

人間は年老いた時

家族が大変だからと施設へ入居を勧めます。

人間は家族で動物は家族でないですか?

ここ数年、老犬介護や老犬ホームができ始めています。


あなたが愛した犬ならば

あなたをひたむきに愛してくれた犬ならば

最後の瞬間まで一緒にいてあげてください。

そして最後に

いってらっしゃい。待ってるよ。

と、見送ってあげてください。

いつも見送ってくれいていた彼らを見送る時は

最初で最後なのですから。

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Magical Dog

2018年4月〜2019年3月までの1年間で殺処分された犬の数は7,687頭(公表されている分のみ)になります。多くの保護団体さんが保健所から引き出し、里親さんを探していますが、持ち込みされる前の環境もわからず、里親さんになった飼い主さんも、保護犬の扱い方に困っておられる方がとても多いのが現状。私たちMagical Dogでは、飼い主さんに3つの解決策をご提案しております。