ちょうど5年前
コニーが私の手元にやってきました。
少し恥ずかしそうに、そっと尻尾を振りながら。
私はその光景をついこの間のことのように
ふっと思い出すことが時々あります。
そして、それからコニーは私にたくさんのプレゼントと
メッセージを毎日送ってくれています。
コニーがうちに来たころ
私は毎日目的もなく過ごしていたように思います。
けれど彼女が来てからは
そうもいかなくなったんです。
そのころから少しずつ夢ができてきました。
少し人里から離れた家に住み
動物たちとのんびり暮らしたいという夢が。
夢を語り、でもすぐには夢をかなえることのできないジレンマと闘いながら
かなえられない事に非難をあびてへこんだこともじつはあったりしました。
そして、ぼんやりとした夢のような甘いものではなく、
動物たちは大きな問題にさらされていることも知りました。
「殺処分」
「繁殖屋」
人間が商売のために動物を利用し、不要となればごみのように捨てる。
そんな事実を時々見かけるたびに
心を痛めていました。
動物を好きなら、命の大切さをわかるなら
心を痛めている人がたくさんいるけれど
じゃぁ何をしたら問題解決ができるのか。
というところまでたどり着くことがなかなか難しいことに
頭を悩ませます。
どこから止めたらいいのか
何を止めたらいいのか
考えても考えても解決する方法は見つかりません。
機械のように子供を産ませられる「繁殖犬」
この子たちが産ませられた子供たちは
ペットショップに並ぶ。
食事もろくに与えてもらえず
病気になっても治療してもらえず
トイレよりひどい環境で
お日様を見ることも
土を踏むことも許されず
ひたすら朝が来るのを待つ子たちが
たくさんいる。
この子たちを一刻も早く
繁殖屋という地獄のような場所から救い出し
当たり前の生活を送ることができるようにと願い
レスキューしてくれているボランティアさんがいる。
繁殖犬として使われた挙句に
ぼろぞうきんのように捨てられる子たちを
1分でも早く救い出し、治療し
本当はこんなに幸せに暮らすことができるんだよ。
と教えてくれている人たちがいる。
その人たちが
壮絶な現場、治療の様子を教えてくれるけれど
多くの人の耳に入らなければ意味がない。
そんなとき
ボルド母さんがこんなブログを書かれていました。
私は、お友達のみなみちゃんに聞きました。
「私がうららちゃんのことをたくさんの人に知ってもらうために、記事にしてもいい?」
と。
「うららちゃんは、きっと決めていたんだと思う。後もう一回おなかを切られることがあったら
その時が最後だと・・・。だから、こういう子が一頭でもいなくなるように、世間に知らせなあかん。ありがとう。」
みなみちゃんはそう言ってくれたんです。
私は泣きながら記事を書きました。
でも、毎日毎日たくさんうららちゃんと同じような子がいることが
私の目の前に上がってくるんです。
どんだけおるの???というくらい・・・・。
こういう子たちは、まだまだ闇の中でたくさん生きています。
私は、この子たちが命を懸けて下した決断を世間に広めることが
私にできることだと確信しました。
でも、私の確信はまだまだとても弱いものだったんです。
「こんなひどい目にあった子を記事にするなんて・・」
という声に打ちのめされてしまいました。
でも、それは単なる私の言い訳だったんですね・・・・。
そんな声に打ちのめされて使命を全うできないなんて
そんなやわな確信だったんだ・・・と自分自身が情けなくなりました。
打ちのめされている間にも、こういう子たちは命を落としています。
何があっても、やっぱり私がしなければと
コニーは私にそれをするべきだと
私の使命を持ってきてくれたんだと
改めて確信しました。
コニーの使命は私にこの使命を伝えることだったんだと
改めて確信しました。
いつも周りで支えてくださってるお友達のみなさん、
アドバイスを下さり、背中を押してくださり
ありがとうございます。
私は私にできること、必ずやりとげます。
アトムもメッセージを伝えるために生き延びたんです。
命を懸けたメッセージを伝えるために。
Magical Dog
『犬の心が穏やかになるドッグホテル』 リトリートという言葉をご存知でしょうか? 日常のストレスから解放するために 心と体を癒しリセットする。 というような意味合いを持つリトリート。 ドッグリトリートという形の ドッグホテルがMagicalDogです。 一家族様限定のお預かりで 知らないワンちゃんと一緒にお泊まりすることがありません。 自宅でのお預かりですので夜も同じ建物内で有人管理。
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