ラベル

リオオリンピックも終わり

日本人の選手の方たちの予想以上の活躍に感動の涙することと、

過去最高のメダル獲得数、そして数々のドラマ。素敵な気持ちにさせてもらえました。


オリンピックに出るために、選手の人たちは毎日練習をしてきます。
私たちが中学生や高校生の頃はスポ根物語という言葉があるくらい
体育会系の部活はしごかれていました。

「できるまでやれ!」と、朝早くから夜遅くまで・・・・。

けれど、日本も欧米などで当たり前と言われている子供の教育や監督やコーチの指導の方法である「ほめて育てる」が浸透してきたといわれています。
その結果、選手と監督やコーチの信頼関係がますます深まって、なんだか素敵だな~。と
思いました。

その傍らでこんなことを思いました。

私たち人間は、自分たちの経験、自分たちが持っている情報や方法は常に新しいものへと変化することをすっかり忘れてしまっているのではないかということを。
5年前、10年前の情報をそのまま持ち続け、新しい方法は正しくない。と言い切ってしまう人がたくさんいます。

確かに5年前、10年前はその方法が一番新しく正しかったことでしょう。
今でも完全に間違いであるということはないとも思います。


私がコニーと暮らし始めてから、「犬のしつけ」について正面から向き合うことをするようになりました。
ピットブルという犬種については全く知りませんでしたが、大きな犬で力が強いので何かトラブルを起こしては大変。という気持ちからでした。


ところが、ネットで調べるしつけやトレーニングは、道具を使って刺激を与えたり、罰を与えたりするものがほとんどでした。
未熟な私は、色々な情報を見ては真似したり、時には大声で叱ることもありました。

けれど状況は一向によくならず、私の力不足だとか、コニーの性格ががんこだからとかという方向へ自分を追い込んでは落ち込んでいました。
途方に暮れて泣いたこともありました。

よくよく見てみれば、調べていた情報は古いものばかり。
その情報が出始めた当時はそれでうまくいっていたのかもしれませんが、
Youtubeを片っ端から探してみて真似してみてもだめ、私にとっては何をやってもうまくいかないことだらけでした。


1年ほど前にあるきっかけから、私が望んでいた

「人間と犬が幸せに暮らす」方法を教えてくれる人と出会いました。



「人間にとって都合のいいように、犬の行動を強制的に抑制する。」

人間は犬よりも優れた動物で、人間にとって間違っていると思われる犬の行動を力ずくでも矯正する。

犬が人間との暮らしでなじめないならなじめるようにさせる。
犬が間違った行動をしたときには、大きな声、刺激を与える器具をつけて、二度と同じことをさせないようにしつける。

という方法とは全く違う方法です。


言葉というコミュニケーションの手段を持っている人間が抱える悩みの原因は
「ストレス」
もちろん、言葉を使うことができるからなおさら

言葉で人を傷つけたり、傷つけられたりするのかもしれません。

では、言葉を持たない人間以外の動物には
人間の思いを伝える方法は力で抑えるしかないのか・・・。

犬だから痛い思いや、いやな思いでストレスを抱えてしまっても、仕方がないとかたずければいいのか・・・。

私も人間です。

時には感情的になって大きな声で叱ったりすることももちろんあります。

けれど、それしか方法はないのかと思っていたところなので

その方法にとても興味を持ちました。


「行動分析学」

ここにも書かれているとおり
「人間を含む動物の行動を分析する学問」です。

番犬として外につながれっぱなしで飼われてきた犬たちの生活が
家族として大型犬ですら室内で暮らすような時代へと変わってきました。

外で番犬としてつながれっぱなしだった頃、誰かが来た時に吠えなければ
役立たずとまで言われた犬たち。
今では家の中で吠えればそれは無駄吠えという問題行動といわれます。
犬にとっては何も問題でもなく当たり前の行動なのに。

侵入者が来たらなぜ吠えるか
吠えなければならなかった環境は?
今のライフスタイルの中で侵入者が来たら吠えるべきか?

「行動分析学」に基づいて、犬にしてほしいこと、してほしくないことを

伝える方法があります。

まだまだ一般的ではないけれど、欧米では珍しくない方法です。



飼い主さんの年齢

飼い主さんの家族構成や人数
住環境
家族の生活リズム
犬の年齢
飼い主さんと犬との今までのかかわり方
これからのかかわり方
など

飼い主さんと犬との今の環境を知り

犬という動物はどんな時にどんな感情表現をしているのかも知り
飼い主さん自身も一緒に歩んでいきながら

前向きな姿勢で犬を少しずつでも理解し、
人間と暮らしていくうえで必要なルールやマナーを伝える。


飼い主さんにとっても犬にとってもストレスなく幸せに暮らせる方法だと思うのです。


「この子はこういう犬種でこういう性格だから」

というような飼い主さん目線でのラベルを貼り、固執してしまうのではなく

常にゆとりをもって柔軟に対処するという方法なら楽しく幸せに暮らせると思っています。



最後に

人間は動物です。

たまたま言葉を話すことができて、コミュニケーションをとることが得意で

文字もかけて、ほかの動物より少しだけ知識をたくさん持っています。

でも、人間が一番優れているということとは違います。

ほかの動物たちよりも、知識を持ちあわせ、コミュニケーション能力が高いならば

ほかの動物たちをいたわり、手を差し伸べることができるはずです。


人間が自分より小さな動物(大きい場合もある)を、

大きな声で脅したり、

大きな音を立てて脅したり、

嫌いなにおいを嗅がせたり、

という、言葉が通じないから頭ごなしに、いやな刺激を与えて
行動を封じ込めるという方法しか思いつかない頃
コニーのお尻を叩いて叱った後に私の心の中に残るのは

罪悪感と後悔だけでした。


いびきをかきながら眠っているコニーを見ながら

「ごめんね・・・叩いたりして・・」

と時には涙することもありました。
それに気づいたコニーはそっと涙をなめてくれました。。


これでは、コニーにとってよくないばかりか
私まで神経を病んでしまうような気さえしてきました。


同じような思いをしている飼い主さんたち
言葉に出せないだけでたくさんおられると思います。


私はそんな飼い主さんに伝えたい。


誰も悪くないんです。

犬たちも、もちろん飼い主さんも。

ただ、今まであった伝え方よりも、もっとお互いが幸せを感じることができる

素敵な伝え方を知らないだけなんです。


犬は飼い主さんを心から信用し、信頼しています。
その気持ちをわかってあげられるのはその子にとって飼い主さんだけ。
飼い主さんが変われば、犬たちも変わります。
この子は問題があるダメな子だ。と最後までラベルを貼ることは危険です。


必ず解決の道はありますから。



※私が今回書いたことは、一般的な飼い主さんと犬のケースについてです。

 飼育環境により、虐待を受けた子、飼育放棄をされてきた子など

 それぞれの環境で、専門的なケアの必要な子もいます。

 そういう場合は専門家のケアを受けるなどの方法がありますこともお伝えします。

 




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2018年4月〜2019年3月までの1年間で殺処分された犬の数は7,687頭(公表されている分のみ)になります。多くの保護団体さんが保健所から引き出し、里親さんを探していますが、持ち込みされる前の環境もわからず、里親さんになった飼い主さんも、保護犬の扱い方に困っておられる方がとても多いのが現状。私たちMagical Dogでは、飼い主さんに3つの解決策をご提案しております。